宮坂加理(旧姓 有光)

平成28年 博士課程修了
日本大学 生物資源科学部 生物環境工学科

Q.生物・環境工学専修への進学を志望した動機を教えて下さい。

学部では衛星画像やGISを用いて環境問題に取り組む研究室に所属しており、卒論では砂漠化問題に取り組んでいました。衛星画像の解析で、砂漠化がどのように進行しているのかなど、わかることも多い一方で、どうして砂漠化してしまったのか?といった原因はわからず、土壌劣化するメカニズムに関しても興味を持ちました。農地環境工学研究室では、乾燥地を含むフィールドで物質循環に関する研究を行っていたため進学を希望しました。

Q. 生物・環境工学専修進学後の学生生活の中で、特に印象深いことは何ですか?

"修士では、研究室問わず博士課程の先輩たち主導で、様々な勉強会や飲み会が開催されていたことがとても印象深いです。他研究室の同期ともこれらの会を通して親しくなりました。飲み会では、多くの教員も参加しており、研究やそれ以外の多様な話ができ、とても楽しく過ごせました。 博士では、モンゴルでフィールド調査での出来事がどれも非常に印象深いです。過酷な調査、遊牧民の手厚い歓迎、空港での様々なトラブルなど・・・"

Q.生物・環境工学専修で学んだことは、現在のお仕事にどのように活かされていますか?

"生物・環境工学専攻で学んだ全てのことが現在の仕事に活かされています。 修士時代では室内実験に取り組んでおり、綿密な実験計画の立て方や解析方法等を含め、研究の基本を学びました。博士時代ではフィールド調査が中心となり、室内実験とはまた違った難しさの中で研究の取り組む姿勢を含め多くのことを学びました。 現在、指導する側の立場となり、自分が学んできたことを少しでも学生に伝えられるよう日々工夫しています。"

ゼネコン・建設業

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