平成22年 修士課程修了
新菱冷熱工業株式会社
麻田鷹司
Q.生物・環境工学専修への進学を志望した動機を教えて下さい。
高校時代から物理系や農業に対して興味があり、農業に対して工学的なアプローチをしてみたいという思いもあって、生物・環境工学専修を志望しました。名前の響きに惹かれたという点も大きいです。
Q.生物・環境工学専修進学後の学生生活の中で、特に印象深いことは何ですか?
研究室に配属されてからの月に一度のゼミです。研究の進捗などを行いますが、先生方からのアドバイスを受けたりなど、それまでの学生生活になかったものが得られたのが印象深かったです。目の前の課題に対する取り組み方、プレゼンの仕方などは、研究以外の仕事でも役に立つものばかりだったと思います。
Q.生物・環境工学専修で学んだことは、現在のお仕事にどのように活かされていますか?
近年、カイコの繭から得たタンパク質を化粧品や医薬品・食品に利用するなど、様々な用途で繭が利用されています。現在は、カイコを工業的に飼育するシステムや飼育ノウハウの提供を目的とした研究開発を行っていますが、学生時代に学んだ環境調節と共通する考え方が多く、役立っています。カイコなどの昆虫は環境調節の影響を受けやすく、成育の変化が目で見て分かりやすいので大変面白いです。