松林周磨

平成23年 修士課程修了
鹿島建設株式会社

Q.生物・環境工学専修への進学を志望した動機を教えて下さい。

正直な話、当時は部活動中心の生活であったためそこまで熟慮したわけではなく、学科名の響きという今にして思えばぼやけた理由で選びました。ただ結果的には「選んで良かった」と思っています。実験室にこもりきりで研究するのは性分に合わないため、農場などフィールドに出て青空の下で研究ができるのは自分に合っていたと思います。

Q.生物・環境工学専修進学後の学生生活の中で、特に印象深いことは何ですか?

先生方や先輩方から多くの忌憚ないご意見を頂いたことです。特に当時の教授からは多くのお言葉を頂き、院試面接のあと「キミが一番ダメだったよ」と言われた時は衝撃を受けました。ただ就活の面接で全く良い結果が得られなかった当時の自分にとっては非常に貴重な指摘でした。それ以外もスライドの見せ方、文章の書き方など「社会人生活で必要だけど研究室のほうがちゃんと教えてもらえるスキル」は多く、率直なご意見を色々ともらえたことが今の自分の血となり肉となっています。

Q.生物・環境工学専修で学んだことは、現在のお仕事にどのように活かされていますか?

今は建設会社の中で設計の仕事をしており、基礎や土留め、斜面安定といった土に関するものの設計をしています。なので土質力学の授業や実験で学んだ知識は今の仕事に直結しています。建設会社では現場監督になることも多いですが、やはり専攻で学ぶ土質力学や構造力学などの基礎知識は技術者として重要です。また先述の通り、研究を通して磨いたプレゼン力や文章力は今でも多いに活かされています。

ゼネコン・建設業

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