小林聡

2016年修士課程修了
農林水産省

Q.生物・環境工学専修への進学を志望した動機を教えて下さい。

進振りの際には、今後は農業への注目が高まると考え、農学部への進学を考えていました。農学には化学・生物学系のイメージがありましたが、高校の頃から物理が好きで、物理学的なアプローチが主となる分野はないか探していたところ、生物・環境工学専修を見つけ、進学を決めました。

Q.生物・環境工学専修進学後の学生生活の中で、特に印象深いことは何ですか?

所属した研究室で、小学生向けに農業用水に関する出前授業を行ったことです。例年、当該研究室に配属された学部4年生が、静岡県の小学校で出前授業を行うのですが、院生等に内容を厳しくチェックしていただいたことを覚えています。研究室に配属されて早々に、授業のテーマ選定、スライド作成、発表という一連の流れを行い、資料作成やプレゼンの基礎を身に付けることができたのは、その後の卒論・修論研究のみならず、現在の業務にも活かされていると感じています。

Q.生物・環境工学専修で学んだことは、現在のお仕事にどのように活かされていますか?

農林水産本省では、様々な制度設計を行う際に、各現場でどのような対策が必要か検討するために専門知識が必要です。また、国営事業の実施を監督する事業所においては、設計や工事の監督に際して、請負業者との打合せや業務成果の確認等のために専門知識が必要ですし、自ら水理計算等を行うこともあります。専門知識以外の面では、卒論・修論研究等を通して学んだ、教員との関わり方、試行錯誤のプロセス、資料作成、発表能力等は、現在業務を進める際の基礎になっていると思います。

ゼネコン・建設業

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