水利環境工学研究室

農村地域の豊かで美しい水環境をデザインする

地球規模の気候変動に伴う水資源逼迫や水質変動といった水環境問題が危惧される一方、食料生産のための灌漑は必須で、農業用水は世界の水利用量の7割を占めます。水環境問題と食料問題は密接に結びついています。広大な農地を灌漑し不要な水を排水する農業水利システムが地域ごとに多様に発達し、都市とは全く異なる農村地域独特の水循環および水利用体系が存在しています。日本では大規模経営体への農地集積が進む中で農業水利システムの維持管理の効率化が喫緊の課題となっています。開発途上国では灌漑用水の確保や適正管理が今なお強く望まれています。また、広域に展開される多量の農業用水は生態系や大気環境をも左右するため、農村地域での健全な水循環は地球環境保全の観点からも重要な課題です。

▲東南アジアでの水環境調査
▲模型水路における水理実験
▲大河川より取水する頭首工
(利根大墻)
▲水田圃場へのICT機器の設置

  • 大規模農業水利システムの利便性向上のため、 水理水文モデルを開発し現地へ適用する
  • 水田地帯の農業水利システム全体や湛水した水 田区画内での水、エネルギー、溶存物質の流れ をモデル解析し、水温の制御や施肥効果の向上 に役立てる
  • 農業水利システムの更新事業や改修事業におけ るライフサイクルコストの分析や技術的課題の 解決法の提案を行う
  • 水管理ICT導入による大規模稲作農家の水管理 労力と用水量の削減効果を定量化する

教員

教授 久保成隆 准教授 飯田俊彰 助教 木村匡臣

連絡先等

03-5841-5347
http://www.suiri.en.a.u-tokyo.ac.jp/
atiida@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp